オノダ ケイコ
ONODA KEIKO
小野田 桂子 所属 体育学部体育学科 体育実技 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03/31 |
形態種別 | 国内学術誌に掲載された研究報告・研究資料(本学紀要の報告・研究所報含む) |
標題 | 女子新体操選手の競技不安とレジリエンスに関する検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 法政スポーツ研究センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 法政大学スポーツ研究センター |
巻・号・頁 | (41),19-24頁 |
総ページ数 | 86 |
担当範囲 | 団体データ収集・校正など |
著者・共著者 | ○中澤 史,岡田 誠,小野田 桂子,佐藤 彩乃,堀 七瀬 |
概要 | 団体選手のパーソナリティー(エゴグラム)、不安感情(状態不安、特性不安)、レジリエンス(心理的回復力・適応能力)の関係の解明
1)専門種目において不安の感じ方に差異は認められない。2)競技レベルが高い選手ほど総じて状態不安および特性不安が低い。3)専門種目においてレジリエンスの獲得状況に差異は認められない。4)競技レベルが高い選手ほどレジリエンスの獲得状況が高い。5)レジリエンスが不安感情の抑制および演技の出来栄えを左右する一因となる。 本研究で用いたBRSは一般用の尺度であるため,今後はアスリートのレジリエンスの測定に特化した尺度を用いて検討する必要がある。また,福井ら(2014)は競技レベルが高い選手の中には不安感が強い者が存在し,そのタイプの選手は事前に不安に対する対策を講じることによって不安への適応を試み実力発揮につなげていると述べ,選手の個人差を考慮した指導の必要性を指摘している。今後は不安のネガティブな側面だけではなく,不安がパフォーマンスに及ぼすポジティブな側面にも着目した研究を試みる必要がある。 |