ササオ シンタ
SASAO Shinta
笹生 心太 所属 体育学部体育学科 体育理論(医学を含む) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/10 |
形態種別 | 国内学術誌に掲載された論文(本学紀要の論文を含む、報告は含まない) |
標題 | 消費社会におけるスポーツの価値の変容:1960年代のボウリングを事例に |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 一橋大学スポーツ研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28,35-42頁 |
概要 | ボードリヤールらによれば、消費社会における余暇活動には、そこに参加することが自らの地位の誇示となるという、差異顕示的価値が付与された。本稿では、昭和40年代のボウリングを事例として、この点を分析した。当時のボウリングは、他の娯楽と比較して高価であり、かつ健康増進などの観点から見ると有用性が低かったにもかかわらず、多数の人々を動員できた。これは、ボウリング産業によってボウリングという種目に対して差異顕示的価値が付与され、また広告や女性ボウラーを通じてファッション性などのイメージが付与されたからだと言える。こうして当時のボウリングはそこに参加することに見せびらかしの意味を持つこととなった。
本文:http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/17788/1/sportsk0280000350.pdf |