ササオ シンタ
SASAO Shinta
笹生 心太 所属 体育学部体育学科 体育理論(医学を含む) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/10 |
形態種別 | 日本学術会議協力学術研究団体学会誌に掲載された論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本代表には「組織力」があるのか:サッカー報道に見られるナショナリズム |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 体育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本体育学会 |
巻・号・頁 | 65,659-676頁 |
著者・共著者 | 笹生心太 |
概要 | 本研究では,同じネイションの成員に対する漠然とした愛着という意味でのナショナリズム,すなわち「認識的ナショナリズム」について分析する.具体的には,スポーツの場面においてどのように「認識的ナショナリズム」が構築されるのかを考察する.
この問題に関する先行研究は,主にサッカーに着目して,「日本代表チーム/日本人選手は『組織力』に優れる」というステレオタイプ化された言説が「認識的ナショナリズム」を構築していると考えてきた.しかし,これらの研究は具体的な実証作業を行ってはこなかった.そこで本研究は,果たして本当に日本代表チーム/日本人選手は「組織力」に優れると評価されてきたのかを明らかにするために,サッカー専門誌の言説を量的・質的に分析した. 結論として,サッカー専門誌における日本代表チーム/日本人選手のプレースタイルに関する言説空間では,「日本代表チーム/日本人選手は組織力に優れる」とする言説は必ずしも多くなかったし,「組織力」の意味内容も曖昧であった. |
researchmap用URL | https://doi.org/10.5432/jjpehss.20019 |