タジマ マサミ
TAJIMA Masami
田島 真沙美 所属 こどもスポーツ教育学科 教職 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03/20 |
形態種別 | 国内学術誌に掲載された論文(本学紀要の論文を含む、報告は含まない) |
査読 | 査読あり |
標題 | 女子体育大学生の援助要請行動に関する研究:ソーシャルサポートと被援助志向性の観点から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 |
巻・号・頁 | (53),35-45頁 |
著者・共著者 | 田島 真沙美 |
概要 | 本研究は、女子体育大学生を対象とし、他者への援助要請行動とソーシャルサポートおよび被援助志向性との関連を検討することを目的とし、質問紙調査を実施した。分析の結果、友人・家族への援助要請行動とソーシャルサポートの関連が認められ、特にサポートの基礎を築くと考えられる家族サポートの重要性が示された。また、友人への援助要請行動には被援助に対する肯定的態度に正の関連がみられる一方で、家族への援助要請行動には被援助への抵抗感の低さが抑制変数となっている可能性が示唆された。このことから、家族からのソーシャルサポートが同程度である場合、被援助への抵抗感が低ければ家族以外に、被援助への抵抗感が高ければ家族に援助要請をする可能性があることが推察された。
教員へ援助要請をする学生は教員からのソーシャルサポートを知覚し、専門家に援助要請をする学生は、教員サポートと家族サポートを知覚しているという結果となった。教員へ援助要請をする学生は被援助に対して肯定的態度を示している一方で、専門家へ援助要請する学生は被援助への抵抗感を抱いていることが確認された。 |