ササオ シンタ
SASAO Shinta
笹生 心太 所属 体育学部体育学科 体育理論(医学を含む) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 国内学術誌に掲載された論文(本学紀要の論文を含む、報告は含まない) |
査読 | 査読あり |
標題 | 生涯スポーツ振興の基盤としてのスポーツ施設の供給・利用に関する一考察:脱商品化の視角から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 現代スポーツ研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 新日本スポーツ連盟附属スポーツ科学研究所 |
巻・号・頁 | 1,42-52頁 |
著者・共著者 | 笹生心太 |
概要 | 本稿では、福祉レジーム論における脱商品化という概念を援用し、スポーツ施設の供給・利用における民間部門の存在感の高まりを評価した。脱商品化とは、福祉プログラムの利用の際に、市場に依存しない度合いのことである。本稿では、脱商品化されたスポーツ施設がどれだけの割合で供給されているか、また人々がスポーツに参加する際にどれだけ脱商品化された施設を選択しているかについて分析した。スポーツ施設の供給については、この数十年で脱商品化度にほぼ変化はなかったが、施設の管理という点では「商品化」が進んでいた。またスポーツ施設の利用については、所得の多い人ほど「商品化」が進み、頻繁にスポーツを実施する人ほど脱商品化が進んでいた。このことは、脱商品化されたスポーツ施設の利用に偏りがあることを示している。 |